やれるところまで・・・
僕が好きなノックは、「やれるところまでノック」です。
条件はあります。
「3本」もしくは「5本連続ミス」をするまで、
もしくは、両手を上げて「お手上げ」というまで続けるというものです。
続かるかどうかは、選手次第です。
気をつける点・・・
女子は限界が来ると、足が動かなくなります。
男子は、限界を超えてしまうことがあります。
特に男子は、気を付ける必要があります。
少人数で、やる気がある子で、諦めない子であれば、
この練習は効果的です。
- 20秒の短いノックをインターバルを入れて、長くやる練習。
- 長いノックをインターバルなしで長くやる練習。
- 本数を決めての練習。
練習もいろいろあると思います。
最近のバドミントンを見ていると、長いラリーが続く試合が多くあります。
例えば40本ラリーが、21-19なら、1600本割る2で800本。
これが3ゲーム続けば、2000本くらい1試合で打つことになります。
極端に言いましたが、
実際、1試合で、1000本打ったとします。
これを5試合したとしたら、5000本です。
ラリー10本平均で36ポイント=360本✖3=1080割る2=540本
✖5試合=2700本
このくらいは打っていると予想すれば、
1日の練習で、1000本から2000本は、
シャトルを打てるだけの体力は、必要なのかもしれません。
ハイクリアー練習1000本ラリーが約30分くらいです。
2時間いろいろなショットを打てば、1500本~2000本になります。
2時間打つ練習は、
ストレッチ・ランニング・アップ・フットワークなど合わせると、
3時間半から4時間の練習になります。
人数とコート数が限られていれば、1日練習くらいです。
この本数が多いか少ないか、妥当かは分かりませんが、
全国で勝っていく子たちは、このくらいはやっているのかもしれません。
ちなみに全国で勝たせていた時には、やっていました。
どんな練習がいいのかわ分かりませんが、
試合を想定したとき、データとして考えた時、
「勝つために必要なもの」を考えた時、どのくらい出来なければならないのかが、
出てきます。
正しい練習の答えはありませんが、試合を想定したデータは分析できます。
その分析以上になる練習が、答えなのかもしれません。
バドミントンが本気で好きじゃないと、
たどり着けない答えかもしれません。
あなたはどう思いますか?
田中信雄