子どものように・・・
指導者や親も、子どものように、子どもに質問してもいいと思います。
「なんで・・・」の答えを、答えない。
逆に「なんで・・・」を質問してみる。
子どもの正論をあえて口論してみる。
その中から、子どもの本心を引き出してみる。
そういう時間のかけ方の、有意義な時間だと思います。
素直に勝っていく選手はもちろんいます。
そうでない勝てない不器用な子もいます。
僕は、分析、データを主に欲しいので、こんな教え子は、僕としては、ありがたい存在です。
勝てる子の、分析、データは、持っています。
勝てない子の、分析、データは、少ないです。
いい勉強になります。
悩む子ほど、悩んでいるふりをしています。
答えなんで求めていません。
悩んでいる子は、別です。
答えを求めています。
この2つ、実は大きな違いがあります。
悩む子は、何に対してでも悩みます。
悩んでいる子は、ポイントで悩んでいます。
この2つ、全然違います。
悩む子は、答えを言ったり、相談にのっても、そのことでも新たに悩みます。
悩むのが趣味みたいなものです。
悩んでいる子は、前向きな子です。
なんとかしたい、どうにかしたい、と思ています。
その答えを求めています。
悩むこと、悩んでいる子、このみきわめって結構大切です。
前向き、後ろ向き、いろいろな子がいます。
ここで一つ、
本気で勝ちたいのなら、悩まないことです。
悩む暇がないくらい練習しています。
悩む時間があるってことは、練習時間を削っています。
前向きの子を前向きにするのは簡単です。
後ろ向きの子を前向きにするのが、大変なんです。
いろいろな子がいます。
そう考えると、面白いなと僕は思います。
田中信雄