指導者として、親として・・・
僕の尊敬する指導者の一人に、現日本代表の親御さんがいます。
僕の師匠の一人です。(バドミントンの師匠は(指導も含め)5人います。)
僕の指導スタイルを作ってくれた人です。
この先生は、我が子を教える時、我が子にちゃんと「コーチ」と呼ばせていました。
バドミントン以外では、「お父さん」言っていましたが、バドミントンでは、「コーチ」でした。
その影響ですが、僕も我が子を教える時は「先生」と呼ばせます。
「先生」と呼ばれているので、当分して「親子なの」と生徒に言われます。
バドミントンの時は、生徒と先生。
バドミントン以外は、息子とお父さん。
初心者大会に出た時も、他の子の半分も見ない。
そこは同じくらい平等に見てやっても・・・とは言われますが(笑)
指導者として、親として・・・
みなさんは、どのように接していますか?
もしも他競技で、親と子の場合なら、普通の親と同じように、我が子しか見ないと思います。
面白いこと・・・
わが子は、バドミントンは全然上手くないんですが、上手くなる教え方、知識は結構持っています。
外国の子どもが、プロのプレーを見て、身体の入り方が甘かったとか、反応が遅れたとか、そういう見方で選手を見ています。
本当によく見て、観察して、大好きで、観戦しています。
高校生(現大学生)の練習の時に、練習を見ていて、ネットミスをしたとき、足の入りが遅く、ラケットの高さ低かったから、ミスした。と言っていました。
高校生(現大学生)も「うるさい」と言いつつ、同じ場面で、修正してきました。
僕が言うのと、うちの子「しょうま」から言われるのとでは、心への入り方が違ったみたいです。
いいショットに変わった時「しょうま」が普通に憧れの瞳で「すごい、上手い」と言っていました。
高校生(現大学生)も「そりゃ、そうよ」と、どや顔でした。
出来る、出来ないも大切ですが、いいプレーをたくさん見ることは、とても大切です。
そのレベルが、当たり前になっていきます。
子どもたちは、もっと、いいプレー、すごいと思うプレーを見るといい。
憧れが、ライバルの変わるようなバドミントンが出来るといいな。
田中信雄