やりたいことは、たくさんあります。
出来ることは、10分の1くらいですが(笑)
だけど思うんです。
夢や想い、期待は、言葉にしないと動かないんです。
だから、僕はせめて教えている子、関わる人のくらいは動かしたいなと。
そこに僕が居なくてもいいんです。
僕はただの道案内でいいんです。
関わった子が、関わっと人が、僕の想いを受け継いでくれたらいいんです。
人って結構変わります。人って結構頑張れます。
その道筋を作れれば、必ず変わります。
僕は、とことん弱いクラブが好きです。大好きです。
その中には、必ず原石があります。可能性を持った子、人がいます。
それを、少しだけ、頑張る花が咲くように、
頑張ってみます。
人は人に育てられます。
育てる人が諦めたら、育つ子は可愛そうです。
育てる側が、育つ子の限界を決めるのは、育つ子が可愛そうです。
指導者は、どんな時、どんな場面、どんな子であっても、
諦めてはいけません。
「往生際が悪く手、負けず嫌いで、なんとかなるさ、なんとかするさ」精神が大切です。
厳しい・・・そんなのは、当たり前にしてしまえばいいんです。
「出来ない」からスタートすれば、みんな必ず「少しは出来る」に変わります。
どんな子でも、諦めなければ、バドミントンは楽しいって、思わせられます。
勝たせた方がいい、勝った方がいい。
そんなことは分かっています。
だけど、どんなにいい才能も、辞めてしまったら、芽は出ません。
生徒は野草ではありません。
水をやり、光をやり、愛情や情熱をやり、大切に育てるプランターの花です。
一度育てると決めた子は、自分の所から離れても、大切な子です。
1年に1回、3年に1回、10年に1回しか逢わなくても、大切な子です。
出逢う機会があったら、優しくしてやればいいんです。
人と人との巡り合いは、きっと運命です。
嫌いになるよりは、好きのままがいい。
田中信雄