出来るまで自分がやる・・・
僕は勝利主義者だと思います。
本気で教えるのなら、勝てるところまで勝ちたいと思います。
しかし、それは、自分を追い込むことにもなります。
そもそも勝つことは大切なのでしょうか。
もしかしたら、上手くなった、その先に勝ちたいという「欲」があるのではないでしょうか。
「勝ちたい」だから「練習する」ではなく、「上手くなってきた」だから「勝ちたい」なのかのしれません。
もう一つは、「練習はしたくない」でも「勝ちたい」です。
出来るだけ練習せず、「ちゃちゃっと上手くなって、試合で勝ちたい」です。
僕も昔は後者でした。「練習は少なめに」だけど「勝ちたい」と思っていました。
そんな現実を知らない心が子ども時代・・・。
現実は「練習しないと勝てない」ということが分かりました。
というよりも、練習少な目で勝てていたら、それを貫きます。それを貫けないのは、練習しないと勝てないという現実を知ったからです。
現実と理想は違っていた(むしろ合っていた)
みんな口をそろえて、練習しないと上手くならないと言います。もっともです。それが現実であり、それが理想でした。
そもそも練習しないで上手くなりたいなんて、虫が良すぎているんです。物事1年もすればここに気が付きます。しかし、気が付かなったことが、上手くなれなかった要因です。
地味な練習を出来るまでする・・・
地味な練習は大嫌いでした。しかし、地味な練習でも派手な練習でも、結局は自分が出来るようにならなければ、勝てないんです。
当たり前ですが、そうなんです。
勝つためにガマンする・・・
出来るまで我慢するか、別に負けてもいいか。
その2つの選択肢に、僕は我慢を選びました。
心弱い僕は、ガマンが苦手です。しかし、我慢して頑張らないと100%負けるという現実があるので、我慢を選びました。
正直、地味な練習は嫌いです。
時間かかるし、メンタル弱いから、簡単に崩れるし、ミスしたらへこむし、それでも、地味な練習をしなきゃいけないのは、「勝つための選択肢」が一つしかないからです。
「人生の答えはどっちが正しいか分からない」という場面はたくさんあります。
しかし、物事で勝つためには、選択肢は一つです。
「自分が出来るまで練習する」の一つです。
選択肢は一つしかない。答えが決まりました。
答えが決まると、人間簡単です。
それだけに集中できます。
「勝ちたい」その選択肢は一つです。
これが僕が感じてきたことです。
「ちょっとまった、違うよ。練習なんてしなくても勝てるよ」ということがあったら知りたいですね。
そんな幻や夢のようなことがあれば、その魔法にかかってみたいです。
ここがポイント・・・
選択肢が一つしかないことに対して、心を乱さない。
「勝ちたい」か「勝ちたくないか」は選択できます。
「勝ちたい」を選んだ時の選択肢は、一つです。
出来るまで自分がやる・・・
田中 信雄