田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

練習は、「全体」と「個々」とがあります・・・

練習時間・・・

練習時間は、長いほどいい、かと言われれば、答えはNOです。
問題は、練習内容/練習時間です。

実際、高校生の練習時間は、毎30分くらいは減りました。それでも、レベルアップしています。それは、練習内容に無駄がなくなったのと、集中力、意識、内容が変わったからです。

例えば、ノックを100本したとき、今まではショットが悪いうえでのミスショットが2割~3割りくらいありました。今は、ショットが良くなったうえ、ミスショットは1割以下に下がりました。

アタック練習も、ミスが減った分、60本を20本にしても、打つ本数は増え、より内容がこくなりました。
回転率も速くなりました。

僕の考えは、例えば30本の練習をするために何本打つか・・・です。
30本合格できるショットを打つために、100本も200本も打つのか、40本50本で終わるのかです。
これは基礎打ちでも同じです。

30本合格するのに、3分なのか、10分なのか、15分なのか、永遠なのか、この違いは大きいです。

ミスが減ると、それだけ分、ノックの回転率は上がります。ということは、練習内容が増えます。
ミスショットは練習には入りません(と僕は思います)
そして、人の練習も聞いているので、それも無駄がなくなりました。

ここがポイント・・・

練習は、「全体」と「個々」とがあります。

ここ最近、全体練習が内容がこくなった分、個々の練習時間が増えました。これも上手くなっている要因です。
練習時間が減り、練習内容が増えることは、いいチームになっています。

最低基礎の部分はみんな同じです。
プラスα。
個々の能力に合った練習内容が必要です。

攻撃的なプレーでない子に攻撃練習ばかりやらせても、特徴は伸びません。攻撃テクなプレーの子が攻撃練習をすると、特徴が伸びます。

個々の練習は、ここを伸ばす練習です。

ただ、間違ってはならないのは、「基礎打ちの部分は最低限必要」です。

基礎打ちの部分で出来ないは、致命的になります。
基礎打ちの部分は、出来るようになりましょう。

人間は、腹筋と背筋どちらかが得意です。
人間は、短距離走と持久走どちらかが得意です。
人間は、赤筋肉と白筋肉があります。

バドミントンに向いている身体、考え方は問いません。
攻撃的なプレーか守り的なプレーなのかはあると思います。

僕も教えていて、基礎打ちが出来る子で、守り強化が向いている子が、攻撃的なプレーが好きだったり、攻撃強化が向いている子が、守り的なプレーを好きだったり、いろいろあります。

好き嫌いでプレーしている子は、特徴を伸ばせ切れていませんし、100%のその子の力を発揮していません。
もったいないと思いつつ、いろいろあります。

僕は僕のバドミントンもありますが、その先には、その子の100%の力を発揮させてあげることです。
ここが出来たら、僕の手から離れてくれたらいいと思います。
才能ある子はたくさんいます。
ジュニアから出逢っていたら、全国レベルになっている子もたくさんいます。
僕がたまたま才能ある子と出逢っているのかもしれませんが、結構みんな頑張ってくれます。
才能は、開花する時期が高校生、大学生なら、実業団の道もあります。
才能あっても芽が出ない子もいます。

スポーツって難しいですね。

田中 信雄