田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

「自分ってどこまで行けるんだろう・・・」って思って

練習って何だろう?

僕はやらせる練習よりも、生徒がやる練習の方が好きです。
「何やりたい?」「これが出来てないからやってみる?」「オレ、やりたい練習があるんだけど、やてみる?」とか、生徒から「桃田選手がこんなプレーしていたやつをやってみたい」「山口選手が」「奥原選手が」「海外選手が」っていうのもありなんです。

前半は決まった練習です。だけど、中盤は色々、後半は試合練習です。
練習って何だろう?
ちょっと考えてみませんか。

僕の考えは・・・

①楽しむこと
②出来ない所を出来るようにすること
③出来る所をもっと出来るようにすること
④試合で負けないため
⑤試合で勝つため
⑥1番を目指すため

だと思います。

試合に出て、試合で負けたとき、悔しいのは自分自身です。
その負けに、その悔しさに、僕はどう感じているかというと、
「かなり、めちゃくちゃ、悔しい」が答えです。
その「悔しい」は、腹が立つとか、怒っているとかではなく、「切ない、寂しい、哀しい」というものです。

本気なら「怒る、叱る」という感情は、ウソだと思います。
本気なら「落ち込む」という感情です。
それは、生徒が練習を頑張り、精一杯戦った結果、勝てなかったのは、「教えきれなかった僕の責任」でもあります。

「教えきれなかった」というのは、生徒自身の問題ではなく、教えきれなかった「後悔」に近いかも知れません。

負けるべくして負けたのか、何か足りなくて負けたのか、負けにもいろいろあります。

試合に出て、何を感じ、練習で何をするか。
接戦の後一歩の所で負けることほど、悔しいことはありません。
練習を頑張って、試合を頑張って、負けた時ほど、哀しいことはありません。
やっぱり頑張って負けたら、腹が立つより、哀しくて落ち込むんです。

心のある練習は、雰囲気、勢いが違います。
それがそのまま試合で出たら、ネットインやオンラインなど出てきます。

勢いは、練習からです。勢いのあるチームは、表情が違います。
それがそのまま試合に出ます。

勢いって大事です。自信って大事です。約束って大事です。
勢いがある時には、まさに旋風を巻き起こします。

勝てない相手に、勝てたりします。
練習でも、試合でも、気持ちが大切です。
その気持ちは、マイナス思考ではなく、プラス思考です。

物事は、プラスしかありません。
プラスをプラスだと感じる気持ち、考える気持ちこそが、勢いに変わります。

僕の考えは・・・

「1番だから、1番の練習をする、1番だから、試合で1番になる」
今が1番でなくてもいいんです。
こう考えて、練習してください。
1つの練習、1つのプレー、1つのショットが1番であるものに変わるでしょう。
そういう練習をちゃんとしていけば、必ず実力はつきます。

何を思って練習していますか?

今日から始めよう、今日から変えてみよう、同じ練習するなら、同じバドミントンするなら、精一杯、行けるところまで頑張ってみないかい。

才能あるとか、才能ないとか、悩む時間ももったいない。
それよりも、「自分ってどこまで行けるんだろう・・・」って思って、練習してみた方が、楽しいでしょう。

頑張った自分は裏切りません。
だけど、身体のケア、心のケアは大切です。
食事・休養・睡眠などしっかりしましょうね。

田中信雄