田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

ハートコンタクト・・・

シンクロ(同調)

ダブルスの試合を見ていると、同じタイミングでの体の動きが目立ちます。
アイコンタクトではなく、ハートコンタクトでしょう。
目と目を合わせる前に、心と心を合わせています。
同じ感覚、同じ反応、同じイメージで試合していないと出来ません。

これはもしかしたら、ダブルスだけではないかもしれません。
指導もしかり、チームもしかり、仲間のしかり、
指導者の「こうして行こう」から「みんなでこうして行こう」に変わったら、練習はもっと楽しくなるのかもしれません。

「試合で勝つ」が目的で取り組めば、そのチーム、個人に足りないものが見えてきます。

足りていないものに対して、指導者と選手は「ハートコンタクト」出来れば、選手の練習に対する意識は変わります。

うちのクラブでいうと、男子の課題は、
基礎の強化
守りの強化
ミスをなくす強化

このために攻撃の強化をします。
しかし、攻撃に重点を置いているのではなく、あくまでも守りの強化が必要なので、そっちに意識を変えてくれたら、男子はもっと強くなります。

簡単なミスをしないのも同じです。
ラリーの中で、守りの強化をしたいので、つなぐラリーから、質のいい攻撃、それを守る練習につなげられる練習が僕がしたい練習です。

格下なら攻め勝てます。格上には守る+攻め勝つしかできません。
この僕の考えが生徒と「ハートコンタクト」出来れば、強くなると思います。

女子は、基礎です。
ラケットワーク
フットワーク
ステップワーク
メンタルワーク

同じコート、隣のコートで男子が練習する中、競技が別なのかな?と思います。
「男子に勝ちたい」ただこれだけ思ってくれれば、女子は強くなります。
女子は女子のバドミントンをさせます。その中で、守り+攻め勝つことはできます。

打っても打っても返ってくる、これでいいんです。その代わり、打たれても、打たれても、リターン出来る。その中でミスさせればいいんです。

中高生は、攻撃力だけをあげても、限界が来ます。上に上がれば、必ず通用しなくなります。
僕自身は攻撃的なバドミントンが好きです。
しかし、勝つためには、攻撃以上の守りが必要です。

守り勝てる強さこそが、攻撃を上回り、相手が弱ったところで、攻撃します。

ハートコンタクト・・・

選手は攻撃に目が行きがちです。取れないスマッシュが打てれば勝てると思います。しかし。試合の中で、スマッシュが打てる場面が、何パーセントありますか?
数パーセントのスマッシュばかりに目向けるよりは、つなぐ、守るショットを強化していく方が、試合で勝てる可能性が高くなると思います。

守りの練習のために、攻撃を強化する。
守る、繋ぎ、ミスしない選手のなる。
決められる部分はきっちり決まる。

指導者と選手、選手と選手がハートコンタクト出来れば、練習はもっともっといいものになります。

簡単です。目的を「みんなで勝つ・・・」にすればいいんです。
(簡単に言いましたが、これが結構難しいんですよね(笑))

田中信雄