どんなに負けても,選手と試合をします。
その理由は、選手の調子を知る為です。
このときには、負けず嫌いですが、コーチに徹します。
選手って、ちょっとしたことで良くもなり、悪くもなります。
それは体の体調もありますが、多くの場合、心の体調です。
僕が見るポイント・・・
①声のトーン
②シャトルへの入り方
③シャトルに当てる瞬間の動作
④ショットの重さ
⑤顔(瞳)
⑥顔(表情)
自信に満ち溢れたときの人の顔は、目が前を向いています。強気です。
それは、試合でも、練習でも同じです。
勝てる選手へ・・・
バドミントンをしていて、一番負けているのは僕です。
逆に言うと、それだけ選手が強くなっているということです。
選手にはヒッティングパートナーはさせますが、チャンスを上げるコーチングはさせません。
それは僕の役目だからです。
2対1、3対1、4対1、3対2,4対2のデイフェンス練習は別です。
僕の指導範囲を超えたら、選手はどんどん次に行くべきだと思います。
今までもそうやってきたし、そう思ってきました。
踏み台は踏んで超えないと意味がありません。
バドミントンに限らず、物事は、進むためには結果がいります。選手を大事に思えば思うほど、結果につなげることを優先します。
正直、僕が見ている期間にこだわらず、その次で勝ってもらえたらいいもです。
ジュニアから社会人まで教えますが、ターニングポイントは、高校以上で勝てることです。
もっと言えば、高校生で、バドミントンを好きでいてくれる子は、その後もバドミントンを続けてくれます。
僕の教え子ではありませんが、小学生、中学生、高校生で燃え尽きた子はたくさんいます。
僕は運がいいことに、多くの子がバドミントンを続けてくれています。
人生の一部にバドミントンがあってくれたなら、僕との出逢いは、ちょっとくらいは役に立っていると信じたいですね。
田中 信雄