まぐれが・・・
10回打って、2回のまぐれが、5回になったらすごいと思いませんか?
それが8回になり、10回になったら、完璧です。
まぐれがまぐれでなくなったら、それはもう「自分のもの」です。
ここを目指すか、目指さないか。
これっとものすごく大切なことなんです。
試合で勝つためには、8割成功するショットなんて、実は使えないんです。
ここで絶対に使いたいショットが2割ミスするショットなんて、使えないんです。
ここで絶対に使いたいショットは、10割(100%)ミスしないショットなんです。
勝ちたければ、「絶対にミスしないショット」を持たなくてはいけません。
そのショットの数を増やさなくてはいけません。
勝つ試合が出来る子は、同時にミスをしないことが当たり前で、試合しています。
ということは、それを求めて練習しています。
ミスをしない、だから、ミスをしたときに心が乱れない。
ミスをしたときに、心が乱れる選手は、ミスをすることを分かっているんです。
8割9割の成功率しかないことを知っているんです。
だから、ミスをし、心を乱すんです。
そして、心の乱れに付け込まれるんです。
一本一本のショット、一つ一つのラリーが試合を作ります。
しかし、最終的な評価は、試合に勝つかどうかです。
①「相手の得点の全てが、自分のミス」だとしたら、どう立て直しますか?
②「相手の得点の全てが、相手のショット、ラリーの組み立て」で入った点よりは、100倍勝てる可能性が高くなります。
②は何回やっても勝てません。しかし①は勝つことは可能です。
一本一本のショットで崩れない、一つ一つのラレーで崩れない。
8割9割は、まだまだ、まぐれです。
10割(100%)こそが本物です。
本物になるまで、頑張りましょう。
そこを目指して、練習し、試合をしましょう。
田中信雄