田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

指導方法・・・

指導方法・・・

僕の指導メニューの作り方は、バドミントンの練習メニューの前に、バドミントンの練習をするための身体つくりトレーニングです。
将来を見据えたとき、バドミントンしかできない身体を作ってしまうと、とこ化で壁にぶつかります。
そうならないために、ジュニア期、特にゴールデンエイジ前の子たちは、スポーツを楽しむ前に、運動を楽しむことが大切です。

スポーツを始めて2~3年は、とにかく運動を楽しむ。その中で、もっと競技を楽しみたい子は、練習をプラスしていく。

全体練習は、チーム作りです。
遊びの中で、練習の中で、時間をかけて作っていきます。
実際に教えている人は分かると思いますが、
時間をかけるというよりも、時間がかかります。

子ども自身が求めるもの、親が求めるもの、指導者が求めるもの。
①クラブ全員が試合に出て、勝ちを求めるクラブもあります。
②スポーツ、運動をすることが目的のクラブもあります。
③全体練習は、スポーツ、運動を楽しむ、試合に出る子、勝ちたい子は、プラス練習を設けるというパターンがあります。

僕の考えは、③です。
指導は、対象者によって変わります。変えるべきだと思います。

僕はクリアーを打てるようになるまで、2年以上かかりました。高校生で週一練習でした。誰もちゃんと教えてくれる人はいませんでした。
「出来ない」から「出来る」になるまでの過程を実感しながら、自分で考え、模索し、真似をし、練習してきました。

出来なかったからこそ、教える時の糧になっています。
僕の指導に大きく関わっていることは、トッププレーヤーの分析です。オリンピック、世界選手権などチェックし、そのプレーを崩し、指導します。

そのプレーを指導者間、選手と共有していたら、説明は早くなります。
出来るだけ今のバドミントンを教えてあげたい、そのためには指導者も選手もトッププレーヤーのプレーを映像でも見るべきだと思います。

週1の僕の練習は単純です。前半はほぼ同じ練習です。
子どもたちは覚えてきます。「あの練習ね」と思います。「あの練習ね」が増えてく来るとどんどん練習ができます。

子どもたちを見ていると・・・

子どもたちは結構、練習を覚えています。時間をあげると、こんな練習したい、こんな練習する、と沸いてきます。
子どもはすごいなと思います。

教えているからこそ、気が付ける子どもたちの成長ですね。
大人はいきなり成長はしません。だけど子どもはいきなり成長します。
子どもはどんどん吸収していきます。大人はなかなか吸収できません。
子どもは、時間をかけて練習できます。大人は時間をかけて練習できません。
子どもは忘れているようで、脳や体が覚えています。それが爆発して、いきなり出来るようになります。

子どもってすごいんです。
いつ、いきなり「出来る」が来るか分かりません。
そして、大人を追い抜いていきます。

実は頑張るのは、どんどん力をつけていく子どもではなく、僕ら大人です。
子どもに負けないように頑張ります。

田中信雄