田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

考えてごらん・・・

試合練習・・・

中学生女子6人、シングルス11点ゲーム20本、ほど良く動けました。
自分事では、一つ一つの動き、プレーを確かめながら、相手をしました。
彼女たちには、6人で、誰で勝つのか、どう考えたら、勝てるのか、考えさせました。

これも以前、ジュニアのチームを全国まで持っていった方法です。
一人が強いのではなく、チーム全体を強くする。
バドミントンは個人競技です。個で考えることが多くなります。
しかし、チーム内にライバルがいるのといないのとでは、練習に対する意識も変わります。

チームの輪こそ、チーム力を上げます。
この中学校は、中学初めの子ばかりです。

試合練習を見ると、どんぐりの背比べです。
このチームが強くなるためには、向上心が必要です。
自信が必要です。

みんなが「先生に勝つ」と、協力して、相談して、練習していけば、次に行ったときに変わるはずです。
勝てなくても、みんなで何点取るとか、全員が最低何点ずつ取るとか、思ってくれたら、強くなります。

6つの頭で考える・・・

「先生はココに打ったらこう打っていた」
「先生はココが苦手だった」
「先生はココが得意だった」
「先生はこんなふうに打っていた」
「先生はこんなつなぎ方をしていた」
「先生はこんなバドミントンをしていた」

1つの頭で考えるのではなく、6つの頭で考えてみると、見つかることも多くなります。そこに顧問の先生のアドバイスが入るとさらにいいチームになります。

あるジュニアに月1回教えに行っていた時、それでもちゃんと強くなりました。毎回3つから5つの練習を教えていました。その時は出来なくても、1ヵ月の練習で出来るようになっていました。もちろんバドミントンノートを書かせます。指導者の先生にも個々のアドバイスも言いました。
全国大会にも出られました。

僕がいないと強くなれない子、練習できない子は、僕から離れると強くなれません。僕がいなく手も、強くなれる子、練習できる子は、僕から離れても強くなれます。

いてもいなくても練習できる子、強くなれる子を育成するのが、僕のチーム作りです。そこまで作れたら、僕の指導は成功です。

思うこと・・・

強くなりたい子、強くなる子は、まじめです。
「縄跳び学年×10回やろうか?」というと、そういう子は2倍~3倍やってきます。提示した以上の事をやってきます。
それを保護者の方から聞くと、この子は強くなると思います。

僕はどんどん負けていいんです。
選手ではないので。
教えている選手が、どんどん上手くなってくれると、うれしいです。

田中信雄