チャレンジ・・・
勝ち負けではなく、未来の自分のために、
格上にどんどんチャレンジしていく。
昔、毎週、国体選手の方がシングルスしようと、
誘ってくれていたので、何試合も、シングルスをしていました。
勝てはしませんが、少しずつ点数も取れるようになっていきました。
格上と試合する勇気は結構いります。
これは、小学生、中学生、高校生の全国選手が試合してほしいと言ってくるときも、
同じかもしれません。
選手にはチャレンジしなさい。
指導者も、チャレンジしてもいいと思います。
全ての指導者が、教え子に勝てるわけではありません。
特に、選手経験がない中で、試合相手をしていくことは、
なかなか勇気がいります。
僕の場合は、選手経験はありませんが、トップ指導者の指導方法など学ぶことで、
運よく、何十年も全国選手と関わり、小、中、高、大、実業団と、
進んでくれた教え子がいてくれるので、ありがたいと思います。
指導の理念は、高校生で勝てる選手です。
なので、小、中は、トップまで上がれなくても、
伸びしろを残したまま、全国大会を経験してもらえれば、いいと思います。
高、大でトップ選手、そして、実業団に選ばれること。
そういう選手を指導できることが、指導者冥利に尽きると思います。
教えていると、教えているときに結果が欲しいと思います。
それは、指導していると、誰しもが思います。
だけど、バドミントンを続けていて、バドミントンが大好きな子は、
小、中、高、大、社会人、実業団とどこで伸びるかは分かりません。
小学生の時に、ちゃんとした指導を受けていると、
そのチャンスは、人それぞれです。
個人的に嫌いな指導・・・
勝つためには、もちろん、有能な選手が集まることが、指導はやりやすいです。
それも人数制限できれば、さらに効果的なトレーニングができます。
中学校や高校など、人数を減らす練習を取り入れる指導者も少なくはありません。
教育としてのクラブ活動なら、みんなのためのクラブだと思います。
以前、高校の外部コーチをしていた時、
一度も県大会に出たことにない学校で、
部員数男女50人以上、
コート数平日1年半、土日5面、
ジュニアからのバドミントン経験がゼロの学校を指導しました。
校長先生からは、辞めさせないで、強くさせてほしいと条件を出されました。
結果は、辞める生徒もなく、1年で何人か県大会へ。
2年で、県大会16くらいに入れる生徒も出ました。
恩師でサッカーの指導をされていた方の指導に、
選手層、数が多いと、選手を選ぶことができる。
有能な選手が必ずいる。
その才能を開花させるのが指導者だと言われていました。
世界レベルの選手を育てた方ですが、その通りだと思います。
指導者も選手と同じように、進化もすれば、レベルアップもします。
指導者として開花される人もいます。
チャレンジは、夢があれば、出来ますが、
夢がないとできません。
指導者が選手を選ぶように、選手も指導者を選びます。
どちらの才能も生かすことができれば、
今日よりも楽しいバドミントンが明日できます。
田中信雄 入力H