田中バドミントンクラブ広島

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卒業試験・・・

卒業試験・・・

高校3年生、別にうちのクラブを辞めるわけではありませんが、2年前、僕が彼らに教える条件として提示したのは、「高校生卒業3月末までに、オレとシングルスをして何回試合しても5点以内に抑える」というものでした。
これを了承した上で、教え始めました。

教え子は、団体メンバー^も入り、結果は県大会ベスト8(県5位)でした。
高校から始め、よく「頑張ったな」と正直思います。
大学も推薦や一般でみんな決まり、安心しています。

だけど、これでお終いでは、面白くありません。
約束は約束。
全員が、僕を5点以内に抑えて、区切りをつける。
これを達成してくれないと、彼らはウソつきになっちゃいます。
僕もウソつきになっちゃいます。

僕も負けるのは悔しです。でも、みんなが達成してくれたら、悔しい以上に嬉しいんです。
だから、5点以下では負けたくないんです。
その意地を持って試合して、5点以下に抑えられたら、素直に褒めてやれます。

これは僕の意地もありますが、生徒自身の意地でもあります。
指導って本当の面白いですね。
生徒が指導者にボコボコに勝てるまで上手くさせてあげる。
これが、指導だと思っています。

本当はラブ(0点)で勝ってくれると、こんなに嬉しいことはありませんが、さすがにラブ(0点)はないかな(笑)

このプラッシャーをかけるのも楽しいですね。
6点以上の「残念」っていう瞬間が、楽しくて仕方ありませんね。

田中信雄