田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

「信じる気持ちでポン」

あめとムチ・・・

理想は、叱り役と褒め役がいることです。
僕が叱り役なら、他のコーチや保護者が褒め役。
他のコーチや保護者が叱り役なら、僕が褒め役。
これが一番いいんですが、
実はものすごく計算しながら、どっちもしています。

僕は、必ず「この子は伸びる、伸ばす」と思って、あめとムチを使っています。
「伸ばす勝算」があるんです。
周囲から見ると、「言い過ぎ」ということも、そのタイミングでしか言わないんです。「ここでこの子は伸びる」ことが分かるから、ちゃんと伸びるんです。

何千人のデータがベース・・・

僕も親の場面では、我が子しか見ません。
しかし、指導している時には、みんな同じです。
「あの子良くなったね」
実は狙い通りなんです。

その子の「伸びるタイミング」に合わせて、あめとムチを分けることは、正直、我が子にはできません。
我が子に、あめとムチは難しいです。

そういう中で、子どもの背中を「ポン」と押せる保護者だと、さらにその子は伸びます。そこでブレーキをかける保護者だと、ゆっくり伸びます。

僕ら指導者がどうやっても勝てないのは「母親」です。子どもの多くは「母親第一」です。もちろん「父親」とか「おじいちゃん、おばあちゃん」というケースもあります。

勝たせる選手を育てるための絶対条件は、家族の背中「ポン」です。
結構、強くさせられる子はたくさんいます。
家族も我が子を信じて、背中「ポン」してみてください。
子どもも才能を開花させるのは、「信じる気持ちでポン」です。

田中信雄