田中バドミントンクラブ広島

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中学生の部活地域移行・・・

中学生の部活地域移行・・・

 

区大会、市大会、県大会など団体戦個人戦で優勝する選手は、

1日もしくは2日で、8試合~12試合こなすこともあると思います。

1試合30分として考えた時、試合だけで、4時間~6時間、

ファイナルの試合になると、もう少しかかるかもしれません。

8試合だと、16ゲーム~24ゲーム。

12試合だと、24ゲーム~36ゲーム。

これを、1日もしくは2日でこなそうとした時、

普段の練習は、どのようにすればいいのか、見えてくると思います。

 

部活の地域移行によって試されるのは、自主練習だと思います。

平日2時間 1日休み

休日3時間 1日休み

大会や講習会に参加した場合は、振替休み

 

体育館での練習が限られる分、いかに効率よく練習していくかが、

大切だと思います。

 

バドミントンの練習ってどんなもの?

  1. 自己ストレッチ
  2. ランニング
  3. ストレッチ
  4. 筋トレ
  5. アップ・ステップワーク
  6. ラケットワーク・フットワーク
  7. 基礎打ち・基礎練習
  8. ノック・パターン練習
  9. ゲーム練習
  10. ストレッチ
  11. メンタルワーク・メンタルトレーニン

等だと思います。

 

どこまでを体育館内でしかできないか?

どこまでが部活でできるのか?

そう考えると、差がつくのは、自主練習だと思います。

 

シャトルを打つ練習が、バドミントンが上手くなる練習ではありません。

シャトルを打たないトレーニングは、

身体バランス、運動能力を高めるトレーニングになります。

 

  1. 精神面
  2. 体力面
  3. 技術面

と同時に、

  1. 休養
  2. 睡眠
  3. 栄養
  4. 運動

のバランスがバドミントンの向上にもつながります。

 

部活の練習時間、練習日数は限られますが、

練習内容、練習強度、練習意識練習の工夫をもう一度考えることにもなります。

 

ただ、中学初めの子が、ジュニア初めの子に追いつこう、

追い抜こうと思ったときには、シャトルを打つ時間が実質減るので、

難しくなるかもしれません。

 

そして、練習時間、練習日数が減ったことで、

せっかくバドミントンを選んで、バドミントン部に入ってくれた子が、

さらに練習できない環境、バドミントンを離れる環境にならなければいいなと、

思います。

 

部活はあくまでも、教育の一環です。

地域移行で参加するクラブチームも、中体連、高体連の大会に参加する以上は、

教育の一環です。

 

小学生、中学生、高校生、大学生、一般と、

指導してきましたが、上手い子も、そうでない子もいます。

だけど、バドミントンをしているということは、

バドミントンが好きなんだと思います。

そういう子のためにも、部活地域移行が受け皿になるといいのかなと思います。

 

個人的な考えですが、

バドミントン部がある学校では、学校の部活を考えてみる。

バドミントン部がない学校では、クラブチームを考えてみる。

バドミントンで勝っていくことも大切かもしれませんが、

バドミントン以外の人間関係や学校生活もあります。

きっとその方が長いと思います。

 

部活地域移行で、今まで部活で頑張ってきた仲間のいる新2年生、新3年生、

そして、新しく中学生になる新1年生が、大切な学校生活で、

大切のものにたくさん出逢えるように先生や指導者も考えてもらえると、

うれしいなと思います。

競技思考の部活動、バドミントンも大切です。

それ以上に、学校生活、友達関係、仲間関係も大切です。

 

より良い形で、部活と部活地域移行とが、

子どもたちのためになるといいですね。

 

バドミントンが大好きな子、バドミントンがしたい子が、

バドミントンが出来る環境が増えることになるといいかなと思います。

 

田中信雄 入力H