田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

勝ちたい気持ちの作り方・・・虹色の蝶

勝ちたい気持ちの作り方・・・

 

楽しいから始まるバドミントン。

だけど、楽しくなくなったり、今日は練習いいやと思いこともあります。

  1. バドミントンがしたいから、練習する子。
  2. 友達がいるから練習する子。
  3. 先生やコーチが教えてくれるから練習する子。

いろいろだと思います。

 

そんなバドミントン。

そんな中でも、やっぱり、上手い、下手はあります。

強い、弱いもあります。

どこかで順位をつけていると思います。

 

いろいろな教室、クラブなどを指導していて、

まず最初にすることは、一番下手な子を探します。

そして、その子が上手くなり、強くなるようにします。

 

ここで、大体の子は焦ってきます。

明らかに自分よりも上手くない子が、上手くなっていき、試合で負けた日には、

焦りマックスです。

 

と同時に、下手だった子も自信がついてきます。

そうなると、底上げと共に、勝ちたいという気持ち、負けられないという欲が、

出てきます。

 

ここまで行くと、自主練習も意味のある練習、トレーニングになってきます。

自分からそういう行動になるとき、やることは、正しい練習です。

正しい練習、トレーニングを指導することです。

そして、そうなったときこそ、オーバートレーニングにならないようにすることです。

 

中学生、高校生になると、いろいろな人に教わるようになります。

それも踏まえて、ケガなどのも気を使ってあげることも大切です。

 

上手くなるためのベースがきちんとできてこその上達。

しかし、選手は、辛い練習や強度のある練習で、

上手くなっていると勘違いする時期があります。

そこにため息を感じてしまうことは、自然の流れです。

だけど、子どもたちは、それを言葉にします。

 

指導していて、一番簡単なのは、基礎打ちが出来てきてからです。

基礎打ちが出来てくると、誰でも指導できます。

基礎打ちができるまでが、実はとても大変なんです。

 

これは、小学生も、中核性も、高校生も、大人も、すべて同じです。

基礎打ちができるまで教えてくれた人が、一番大切な人です。

 

基礎打ちが出来るようになると、

基礎打ちはもちろん、パターン練習もできるようになります。

ノックや、ゲームもできるようになります。

こうなったら、ぶっちゃけ誰でも教えられます。

 

氷山の一角。

基礎打ちができるまでが、氷山の海の下です。

そして、基礎打ちが出来るようになってからは、氷山の見えるところです。

 

なので、初心者、初級者こそ、優れた指導者が指導すべきです。

中級者、上級者になると、指導よりも、練習強度や練習意識、練習内容です。

そして、練習相手や練習パートナーです。

 

どれだけ走るか、どれだけトレーニングするか、どれだけ負荷をかけるか、

指導者のやることは、オーバートレーニングになっていないか、

練習メニューの提示、気持ちの面でのケアになります。

 

気負いすぎだと思えば、冷静さを指導する。

そういうのも、試合で勝つためには必要になります。

 

上手い子、出来る子に目が行き気味ですが、

出来ない子ほど、下手な子ほど、チームにとって、大切な存在です。

 

亀とウサギ。

ウサギばかりいる中で、コツコツ歩いて進むカメは、

時として、ウサギを抜いていくこともあります。

 

例えるなら、

青虫→さなぎ→蝶とかの方が好きです。

みんな青虫の時期がある。

みんなさなぎの時期がある。

みんな蝶になれる。

だけど、それにかかる時間はみんな違います。

 

もしかしたら、青虫の時期が長い子の方が、さなぎの時期が短いのかもしれません。

 

もっと例えるのなら、

青虫→さなぎ→蝶→さなぎ→青虫→さなぎ→蝶など、

蝶からさなぎの戻ることもあってもいいと思います。

 

真っ白な蝶が、さなぎに戻って、虹色の蝶になるかもしれません。

 

続けていれば、どこで芽が出るかなんて分かりませんからね。

 

田中信雄 入力H