見せるバドミントン・・・
バドミントンは、見ないと上手くなりません。
「見て、やってみる。」
これがないと、上手くなりません。
「バドミントンってこういうもの・・・」というレベルを感じる事って、年齢やバドミントン歴は関係なく、得られるものです。
例え幼児でも、選手のバドミントンを見て「適切な評価」が出来ることが出来れば、今は出来なくても、いつかできるようになる可能性があります。
こういう環境って、実はものすごく大切なんです。
物心ついた時から、「バドミントンってこういうもの・・・」の中で育つと、目が肥えてきます。そして、脳が「当たり前」を作り上げてきます。
スピードは慣れです。
そして自信です。
1レベル上、2レベル上、3レベル上・・・
ここで大切なことは、選手に聞いてみることです。
「オレは行けると思うけど、やってみる」
という言葉がけです。
小学生なら、格上の中学生と。
中学生なら、格上の高校生と。
高校生なら、格上の大人と。
そこに勝ち負けはいいんです。
その中で、必死に頑張ってみることが大切なんです。
僕も勝たせに行くときは、指導しません。
勝負するんです。
レベルは調整しますが、全力ショットも混ぜていきます。
格上にも、同じことを要求します。
肌で感じさせてほしいと言います。
「バドミントンってこういうもの・・・」
それは、言葉とか、文章とかで教えるのではなく、肌で感じるものです。
そこに細かい指導は要りません。
追いつけ、追い越せだけです。
アドバイスも細かくなくていいんです。
「勝てるように頑張れ、待っているよ」
だけでいいんです。
これを練習に持って行き、練習では細かく指導します。
その繰り返しです。
見せるバドミントン・・・「バドミントンってこういうもの・・・」
田中信雄