バドミントンを通じて、笑顔になれる場所が出来れば、
いいなと思います。
勝つためには、楽しいばかりの練習ではないけれど、
目指す所で 笑顔になれたのなら
それでいいと 僕は思います
目標とか、夢とか、バドミントンをしている意味とか、
本当は、そんなに大したことじゃない。
そこに「バドミントンが好き」っていうのがあればね。
バドミントンって、たくさん出来る所はあります。
その中で、「ここでやりたい」が決まった人は、
その中で一生懸命、頑張ってみたらいいんです。
バドミントンをやらせる環境も大事ですが、
バドミントンがやりたいと思える環境も大事です。
どこでも練習できるバドミントン。
それが「ここで練習したいバドミントン」になった時、
「やる気スイッチ」「頑張りスイッチ」「勝ちたいスイッチ」などが、
どんどん出てきます。
もっとバドミントンがしたい
もっと練習したい
もっと打ちたい
もっと勝ちたい
バドミントンが上手くなる、強くなるために必要な事は、
「想い」がはっきりしたときです。
「今が一番楽しい」って気持ちになった時です。
その時に、少しずつレベルを上げて、練習の質、強度を上げていきます。
言葉かけも必要です。
そういう「マジック(魔法)」を使うことで、「もっと」も増えてきます。
①練習する場所から、②練習させる場所へ。
そして、②練習させる場所から、③練習する場所へ。
同じ練習場所でも、上手く変わっていく場所であれば、強くなります。
始めは、楽しいだけのバドミントン。
そこから、楽しいと、ちょっと大変になるバドミントン。
そして、大分大変になるバドミントン。
だけど、楽しくてしょうがないバドミントン。
強くなれば、笑顔を忘れちゃうときもあります。
だけど、笑顔を忘れない子が、最後に勝ちます。
ターニングポイントは、やっぱり「笑顔」です。
どんなに強くなっても、「笑顔になれる場所」が、
ちゃんとある子が強いんです。
君はちゃんとそういう場所がありますか?
技術、体力は、多くの人が指導できます。
だけどそれだけで、ずっと勝つことはできません。
年に一回、数年に一回、育ったクラブに言って、懐かしさを感じることも大切です。
恩師の顔を見て、話をすることも大切です。
そういう場を持っている子は、心折れたときに、もう一度、強くなります。
田中信雄