隣の芝はよく見えます。
強い子を見ると、焦ること、急ぐこともあります。
そういう気持ちになることもあります。
だけど、その子はその子です。
今、結果を出したいのか、もう少し先で結果を出したいのか、
目標、目的にすることはかまいません。
しかし、焦ったり、急いだりすると、一番伸びる時を見失います。
もちろん、早いうちから逃げ切る子もいます。
だけど、どんな子でも壁には当たります。
その時にブレない基礎を小学生、中学生で作ってあげておけば、乗り越えられます。
まあ、最終的に、トップで出来ることが大切です。
だけど、目の前でいい選手を見ると焦りますよね。
急がないと差がつくって思いますよね。
そして無理しちゃうんですよね。
無理させちゃうんですよね。
僕もそういう経験あります。
そこで一度立ち止まって、考えることが出来たから、
僕はよかったと思います。
「結果は高校生で出そう、その為のプロセス(道筋)を考えて指導しよう」と話せたから良かったことがあります。
勝つプレッシャーは好きです。
勝たせなければならないプレッシャーはもっと好きです。
相手のデータを分析し、教えている子のデータを分析し、それを絞り出して、試合で良いパフォーマンスを出して、最高の試合が出来ると、とても楽しいです。
基礎ショットがちゃんと出来れば、戦い方はいろいろあります。
同じプレーを出来るまで練習する。
継続は力なり。
人はどこで力を発揮するか分かりません。
続けていれば、そのチャンスはあります。
辞めてしまえば、そのチャンスはありません。
焦らない、急がない、継続させることが第一。
才能って花も素敵だけど、努力って花も素敵です。
どっちが強いんでしょうね。
どっちも持っている人が強いのかなぁ。
才能も努力も結果です。
結果が出たときに、分かります。
キラッと光るもの、共通していることは、応援してくれる人が、たくさんいてくれることです。
見ていて、応援したくなるオーラを持っている人が、トップ選手になれます。そういう点では、それが一つの才能かもしれませんね。
田中信雄
