人が変わるきっかけは、ほんの少しの事です。
赤ん坊の服のパッチンボタン?をちゃんとつけてあげるくらい、ほんの少しの事です。そのほんの少しのきっかけが、大きな芽を出し、花を咲かせます。
何事も同じです。ちょっとしたきっかけ、ちょっとした出逢い、ちょっとしたことです。
川やいうと、1滴の水滴です。その水滴が違う方向へ行くと、川までたどり着かず、海になりません。
原点は、ちょっとしたきっかけ。
僕も同じです。
あの人の一言、あの子の一言、親友の一言、誰かの一言、そこに出逢いがあり、そこに神様がくれた、ちょっとしたきっかけがあります。
僕はまだ芽の出ぬ種に水をやるのが好きです。
「キラリ」と光る原石を見つかるのが好きです。
練習してできること、狙ってできること、それとは違う、どうしてできているのかその子自信が分かっていないプレー、ショット、スタイルこそが、「キラリ」なんです。
そのプレーは、今はまぐれかもしれません。だけど、練習することによって、本物がさらに本物になります。
本当に出来ない子は、「まぐれ」すらありません。
もっと言うと「まぐれ」は続きません。
そこを見過ごさない、そこを見逃さない。
僕は低学年はバドミントンの身体の使い方にこだわりたくありません。
出来れば、いろいろなスポーツの動きを混ぜたいと思います。
実際、全小1位の子が必ずしも実業団に入っているとは限りません。
全中1位も同じです。
実業団選手は、結構狭き門だと思いますし、バドミントン人生を見てみると、ずっと1番の子も当然いますが、そうでない子も多いです。
どのスポーツも同じですが、プロや実業団手前の時期の成績こそが大切です。
小学生、中学生のベスト4がそのまま高校で、残るとは限りません。
スポーツってそういう面でも難しいですね。
田中信雄