やりたい練習は、山のようにあります。
出来る練習は、氷山の一角です。
それでも、やりたい練習のさわりだけは教えてみます。
それをマスターしたいのか、出来るようになりたいのかは、
選手の問題です。
僕は「どんなバドミントンがしたい?」と聞きます。
そして「オレは本当はこんなバドミントンを君にしてほしい」と言います。
無理なら無理でいいんです。
時間をかけてあげればいいんです。
頑張る子、頑張りたい子には、そのバドミントンをするためのプロセスを指導します。
僕が目指すバドミントンは、世界チャンピオンのバドミントンです。
同じ画像を30回40回と見ます。
僕の中に1度取り入れて、分解して、練習方法を考えます。
なので、正直言うと、一つのショット、一つのプレー、一つの指導、一つの指示に時間をかけたくありません。
しかし、1が出来て2へ、2が出来て3へ、なので、
僕はアジア大会、世界大会、ヨネックスオープンなど言って、練習メニューを提示したときは、それが1で、5まであったり、10まであったりすると思ってくれれば、指導もしやすくなります。
選手が「こんなプレーがしたい」と言って来れば、時間はもらいますが、その選手が出来るように、練習を分解して、指導します。
僕の考え方は、「僕の目指すバドミントン」プラス「選手が目指すバドミントン」の融合です。
「僕の目指すバドミントン」=100
「選手が目指すバドミントン」=100
これがその選手の100%になってくれたらいいんです。
こんなの出来る?
こうして、こうして、こんなの出来る?
やってみよう
どんなのしたい?
どんな風か教えてよ
僕が分かったら、分解して教えから
分かったら、見せてみる
分かったら、やらせてみる
バドミントンは楽しいもの。
僕が提示するプレーをマスターしてさえくれれば、
選手任せの練習もできます。
田中信雄