ジュニア指導は、初心者であればあるほど、指導者は正確な練習をしなければいけません。
初心者だから、低学年だから簡単ではなく、ここが一番難しいです。
独学で練習していた僕は、ジュニア指導と共に技術向上しました。
正確な指導、正確な知識、正確なショットなど、人に教え、人を上手くさせるためには、学ぶことが多くあります。
フットワークが出来ない子に、打たせる方法は、打てる打点にどこからでも返してあげることです。その技術を指導者が持てば、そこからフットワークの練習をさせながら、ショット練習させられます。
コーチにはここが求められます。
出来る子は、シャトルに合わせて打てるので、ミスショットでも打てます。
初心者ほど、コーチの技術は必要です。
ミスをしないショットを常に出せる。選手であっても出来なければならないことです。
すべてが自分の練習・・・
狙ったポイントへ１００％リターンできるとしたら、これは試合でも使えます。
僕がやっていたことは、試合相手をするときに、接戦の試合体験をさせます。このとき行うことは、狙ってシャトル１個分アウトを打つことです。
狙ってアウトにすることは、狙ってインに出来るということです。
ポイントはシャトル１個分です。
０ゲームよりも、ラリーゲーム、接戦ゲームをしてあげると、それがノックやパターン練習以上の練習になります。
しかも相手に悟られてはいけません。
狙って接戦ゲーム、狙ってラインギリギリにショットが打てるということで、これが可能になります。
ガチで相手をします。すべてのショットを狙って打ちます。
僕がコーチに求める指導は、結構レベルが高いです。
その代わり、本気でやれば、必ず上手くなります。
選手以上にコーチが上手くなります。
そうすると選手も上手くなります。
これが僕が求めるチームです。
トップの子が指導できる。指導しながらレベルアップする。
どんな練習でも自分の練習になります。
田中信雄
