田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

指導改革・・

指導改革・・・

9月になりました。
今日から指導改革です。

生徒が楽しい練習から、僕が楽しい練習への切り替えです。
ジュニアは、前回の練習で、「行ける」と思いました。
子どもの能力は高いです。
それをあげる方法はたくさんあります。

僕の方法は、まずバドミントンを楽しいものに植え付けることです。
その間、保護者の方も指導者陣も我慢してもらいます。

簡単に言うと「バドミントンが大好き」を作ります。
そして、バドミントンのために、「勉強を頑張る」「家の手伝いをする」など、自分が大好きなことを出来るように、「親にお願いする」を作ります。

バドミントンは、義務ではありません。
保護者の了承、許可、協力でやらせてもらっています。
子どもたちは、それに対する「評価」が求められます。

僕も親なので、求めること「評価」はあります。
他の保護者の方とは違うかもしれません。

練習に関しては・・・
①あいさつ
②運動、スポーツを楽しむ
③出来ないことを頑張ってみる(頑張って出来ないはいいんです)
④仲間作り、友達作り
⑤上下関係、師弟関係を知る

欲・・・僕のわがまま
①試合で勝てるようになってほしいですし、強くなってほしい。
②たくさん練習して、たくさんバドミントンをしてほしい。
③いつか1番になってほしい

もっとバドミントンしたい・・・

指導者として求めること・助かることは、もちろん文武両道です。
そして、態度、姿勢、心の成長です。
僕は勝利主義です。しかし、バドミントンで結果を残せばいいのか?と言われると、答えは「NO」です。
バドミントンで結果を残す=憧れの存在です。

幼児から見た小学生、小学生から見た中高生、小さい子から見た先輩たちは、知らないオリンピック選手よりもすごい人なんです。かっこいい人なんです。

うちのしょうまがいつも言います。
「高校生たちのお兄ちゃんたちは、優しくて、遊んでくれて、バドミントンがめっちゃ上手い。パパ、すごいんだよ」ってね。
これに僕も嬉しくなります。本当によく見ています。
よく見ているということは、態度や姿勢もよく見ています。

良い所も悪い所も全部見ています。すごいんだよと思っているのだから、真似をしようとします。

高校生のお兄ちゃんは、プレーだけではなく、練習前、練習中、練習後もすべて見られています。
きつい練習で足が動かない、それでも笑って、さっと片付けをする。子どもたちに声をかけ、整列させる、整列する。

しょうまからしたら、逢ったこともない桃田選手よりも、高校生のお兄ちゃんたちの方が、すごい人なんです。
僕もそういうものだと思います。

秘密特訓・・・

練習ショットを見せる時、その前に出来るまで秘密練習をしています。そして練習の時は、ショットを見せます。自分のショットを見せればいいだけではなく、子どもの目線、利き手、レベルなど違いますので、その対応も踏まえて練習しておきます。
そして、引き出しが多いように対応します。
が、実は秘密特訓しているだけです。

僕は選手ではないので、ノックやパターン練習でチャンスシャトルを上げられます。高校生など選手は、それはさせたくはありません。
ただ、小学生のレベルに合わせて、打てるポイントに確実にリターンしてやり、ラリーを続けてやることは求めます。
簡単に言うと、1点が返しです。
どこにどんなシャトルが返ってくるのか、まったく予想が出来ないシャトルを、打てるポイント1点にリターンしてやる。余裕でです。
実はレベルが高い、高度な練習です。

指導者。保護者の多くが勘違いしているポイント・・・

今までたくさん指導してきて、指導者、保護者もたくさん見てきました。
結構勘違いされていることがあります。
1番指導で難しいのは、初心者とラリーをすることです。「初心者なら誰でも教えられる」と思っている方、結構います。
逆です。
ある程度打ててくると、子どもたちだけのラリー練習、パターン練習ができます。ノックも失敗しても打ち返します。
しかし、初心者の子は、これが出来ません。
ちゃんとしたポイントにシャトルを投げ、ちゃんとした練習をさせないと、出来ません。
初心者だからこそ、高度差が求められます。

初心者は成功させる練習、
上級者はミスさせない練習。

初心者は指導者の力量がものを言います、上級者は+本人の意識の高さがものを言います。
初心者の練習は、指導です。上級者の練習は、指示です。

対象者によって指導方法は変わります。
僕の練習で、指示練習の場合には、上手くなっていると感じてもいいです。
練習にパターン練習が増えてくると、上達しているということです。

田中信雄