田中バドミントンクラブ広島

にこにこ・楽しく・笑顔で・バドミントンを楽しもう

意識が変われば…2

意識が変われば…2

僕がこだわるポイントがあります。
それはシャトルです。

正直、うちのクラブのシャトル代にかかる費用は、多いと言われます。だけどここを変えないのは、僕の指導方法、上手くさせるためのポリシーなので、しょうがないのかな…(笑)と思います。

メーカーは秘密(別に言ってもいい)ですが、1級検定球を使っています。1個約300円以上(定価だともっと高くなります)くらいのシャトルを使っています。

多い時は1回の練習で、2本を超える消費、笑えません…(笑)
練習が月10回を超えると、本当にビックリします。
ノック球もかなりの消費です。バドミントンって、本当にお金がかかるスポーツだと思います。
しかし、そう思われないのが、バドミントンの哀しい所・・・!

それでも少ない時間で上手くなるためには、必要だと思っています。

色々な学校のバドミントン部の部活の話を聞くと、羽根の付いていないシャトルで練習するとか、シャトルが充実していないという話を聞きます。
その中で、練習時間は、2時間~3時間あります。
バドミントン部で、羽根があまりないシャトルで練習。。。
どんな練習をしているのか、僕に逆に教えてほしいな・・・と思います。

消耗品で考えると、バドミントンはトップクラスです。
強い学校の先生は、ノック球を集めるために、大人のバドクラブでいらなくなったシャトルを頼んでもらったり、努力されています。
僕もいろいろとお願いして集めています。

シャトル・・・

高校生を指導し始めたとき、月のシャトル消費を計算し、週1練習で計算しました。週1なら何とかなる参加費でしたが、週2にすると赤になりました。

使うシャトルも2級検定球を使っていましたが、21点ゲームで、3個平均使っていました。で、1級検定球に変えると、1個半平均になりました。

1個250円以下のシャトルを使って3個(1ゲーム)×ゲーム数(コートが多いと増えます)
多い時は、1回の練習で3本を超える時も・・・笑えません。
そんなこんなで、ランクを上げました。
どちらにしても高いですが、試合球をノック球に回せるので、その分、ノック球が充実してきます。

高校生男子なので、こうなりますが、中学生女子の部活なら、3倍くらいシャトル代の経費削減出来ると思います。(レベルにもよりますが)

安いシャトルで、1時間ゲーム練習で3コート。21点6~8ゲームで、1コートシャトル6個~12個×3コート。1本半から3本。

高いシャトルで、1時間ゲーム練習で3コート。21点6~8ゲームで、1コートシャトル3個~5個×3コート。1本弱から1本強。
これを基礎打ちシャトルに回せます。

週休2日で5日の練習日で、シャトルを充実させた練習イメージ。
平日週2~3体育館練習。
平日習1~2外練習。
土日どちらか1日体育館練習。ここで新シャトルを使う。
週1本、月4本~5本(練習試合など)

シャトル代14000円~20000円
部員20人月700円~1000円
部員40人月350円~500円

実質、新シャトルを使う日は週1日。人数が多いほど、シャトルが充実します。

学校部活の月参加費がいくらが妥当なのかは分かりません。
学校の予算がどのくらい出るのかもわかりません。

ですが、週5回の練習、同じ練習するのなら、どうしたら上手くなれるのか、県や、国レベルで考えるべきだと思います。

今回のワールドカップで・・・

クラブチームと学校クラブの2分化で才能が埋もれているケースが考えられます。先進国では、多くの選手がクラブチームでのスポーツ活動が主流です。
指導者の育成、クラブチーム作り、予算など、学校の先生に負担がかからない取り組みも大切です。

学校クラブとクラブチームとの融合。
週2は学校負担での指導、週2~3は参加者負担での指導など、同じ場所で、充実したやり方はいろいろあると思います。

平日は学校単位、土日の1日を使って、区、市、県単位の練習。
週2日は練習は休む。
各スポーツ協会が指導者登録制を徹底し、学校との連携を持てば、教員の負担が減り、より良いスポーツ活動がなされると感じます。

田中信雄