先日の中学生の練習では、バックハンドの練習をしました。
ネット3㎝~5㎝の引かないプッシュと浮いたシャトルを引いて打つスマッシュプッシュ、ドライブショットの3種類、ストレート、センター、クロス。
30分から60分でマスターできる練習方法です。
バックハンドのポイントは、とにかく「ヒジ」だと僕は思います。
細かいことを言えばたくさんありますが、教えた子は大体30分くらいでつかむので、そこからハイバック、カットなどに変えていけば、バックハンドは楽しいショットになります。
ある子が言っていました。
「ラウンドで行けばいいんだけど、試合をしていると、ラウンドだけでは限界がある」僕もそう思います。
バドミントンって、出来ないショットがあると負けちゃいます。
それに気が付くのは、試合に勝っていけばいくほど実感します。
僕もサイドコーチについていて、実感した試合があります。
相手に勝っているショットがいくつかあっても、相手に勝てないショットがあると、そこをつかれます。
それが試合を左右する場所、ポイントなら勝てません。
バドミントンで勝つためには、すべてのショットが普通に出来る+得意のショットがいくつかある選手でなくてはなりません。
そして心の強さが必要です。
県内で勝っている選手でも、県外で勝てないケースがあります。
バドミントンの技術は勝っていても、試合で負ける場合があります。
この差は、ラリーに強いかどうかです。
ここに、体力と精神力が必要になります。
理想の練習は、長いラリー練習をきっちりこなすことです。
簡単に言うと、ドロップ&ヘアピンを10分間正確にこなすとか、オールクリアーを2人で1000本きっちり正確にこなすとか、そういう練習が、試合で自分自身を助けてくれます。
僕はノックも好きですが、試合で勝つためには、正確なショットでのパターン練習・基礎打ちが重要だと思っています。
ここでミスする選手は勝てません。
1、手投げノック①ラケットワーク②ステップワーク
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2、ノック①ラケットワーク②フットワーク
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3、パターンノック
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4、フリーノック
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5、パターン練習①基礎打ち
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6、パターン練習①ラリー
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7、試合練習①フリー
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8、試合練習①パターン
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9、試合練習①フリー
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10、試合
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1から9まで
10、で勝つために1から9までがあります。
発表会でいえば、10が本番、1から9は練習です。
1日、2日の本番のために、何十日、何百日の練習があります。
20分~60分×5~12試合のために、たくさんの練習が必要です。
すべては、たった1球の楽しいから始まりました。
すべては、たった1球の悔しいから始まりました。
それがもっと上手くなりたい、もっと強くなりたい、試合で勝ちたい、
に変わり、バドミントンのとりこになっていきます。
僕の初めの1球は、家の前での空振りでした。
それが悔しくて「もう1本」と言いました。
15歳の5月くらいでした。
田中 信雄