「負けず嫌いで、頑張り屋さん、まじめで、僕のことを心から信頼してくれている子」そんな子は絶対に強くしたいと思います。
持っているすべての事をあげたいと思います。
教えている子に順位はありませんが、学んでくれる子の順位はあると思います。
限られた時間、限られた指導、その中で、僕のバドミントンが欲しいと瞳を輝かせて、教えてもらいたいという子の熱は伝わってきます。
「コーチのノックが一番きつかった」と言われますが、信頼していないとそこまではできません。
教えている間は預かりものです。大切な宝物です。
僕は主観的に指導することは少ないです。
どちらかというと客観的に指導します。
そこで見極めます。
その中で、主観的になっていいのかどうかを見極めます。
そして、主観的(主導的)に遠慮なく教えられる子はものすごく強くなります。
僕はわがままなんです。
だからこそ、客観的に指導することができます。
生徒のやる気、気持ち、想いなどを考慮して、バランスを取りながら指導します。まあ生徒に聞くと「いやいやいや・・・コーチ十分わがままですから」と返ってくるかもしれませんが、結構、バランスを大切にしています。
そんな中、素でわがままに教えれられる子もいます。
僕の性格、指導、顔色を理解してくる子がいます。
気持ちよく、教えられる子がいます。
「今、君みたいな子ばかりのチームだったら、オレは日本一いいチームのコーチだね」笑いながら言います。
でもそれは現実だと思います。
ここがポイント・・・
良い指導者の条件は、常に新しいことを勉強している人です。
どのスポーツでも同じです。
そして、良い指導者のもう1つの条件は、指導者をやる気にさせる生徒と出逢うことです。
僕の恩師で、サッカーの指導者として、日本でトップクラスの方から指導論を学びました。少年サッカーを指導していた時期があったので・・・。
その時に、「どんなに良い指導者でも、良い教え子に出逢わなければ、最高の力は発揮できない、教え子たちは大事な預かりものであり、宝物だ。信頼して、信頼されて、良いチームができる。そして、意識の高いチームになったときに、一番良い結果が出る」その恩師からは、様々な指導論を学ばしていただきました。
そんな中、こっちが一生懸命教えていると出逢えるものです。
そして、そういう子がいるときのチームは、強くなります。
心が伝わり、同じ気持ち、同じ目標、同じ意識、同じ目的、同じバドミントン大好き愛、信頼関係ほど大切なものはないのだと思います。
田中 信雄