試合内容やその課程を求める人はたくさんいます。
僕は試合の勝利を求めます。
その試合は勝てばいい。
しかし、次な試合は、ちゃんと調整します。
練習します。
ちゃんと信頼しあっている間柄なら、
試合や練習試合など、アドバイスは、1つ、2つです。
極端に言うと、「何点の場面、肘が下がっていたよ」とか、「今の相手はここが弱かったよ」とか、「次の試合は、練習したショットを試してみようか」とか、一言で、次の試合は治ります。
これは、試合までの練習で、ちゃんと調整できたときに出来ることです。
時々「試合後にみんな、よくたくさんアドバイスできるな」って思います。
試合で教え子がふがいない試合をするということは、しっかり練習で指導できていないのです。
9割出来ていなくて、1割出来ている。
これが逆になれば、チームも個人も強くなるのかもしれません。
ここがポイント・・・
考えなさい・・・というけれど、考えるだけの知識と技術、そもそもこの場面ではこうするのが、基本、セオリーだという、はっきりとした、明確な指導ベースを教えてもらっていないと、考えなさいと言われても、どう考えていいのか分からない。
と生徒に言われました。
指導が長いと簡単で大切な所を当たり前のように見落とすケースがあります。高校生といっても、バドミントン歴は短いもの。
理解できていると一つ飛ばしの指導をしてしまいがちですが、一つ一つの指導が必要だと思いました。
反省とともに、ありがたい言葉でした。
基礎は時間がかかるものです。
やりすぎると生徒は飽きてしまいます。しかし、自分たちから、もっと基礎をやりたい、と発信してくれれば、地味な練習も、自分のための大切な練習に変わります。
実は、ここがとても大切で、言われる練習から、考える練習になっているのだと思います。
成長を感じた日でした。
田中 信雄