あせらず
試合は練習の成果。
それが上手くいっても、上手くいかなくても、
その時の最大の力を発揮している。
そこに満足いくかどうかが、課題になる。
そもそも試合では、練習の何分の1しか力が発揮できない。
緊張するものだし、ミスも当然のように出てくる。
では、勝てる選手はどうだろう。
勝てる選手を身近で見てきた経験から言います。
それを想定して練習しています。
技術も、体力も、精神面も、食事から朝起きる時間、試合の合間の準備、すべてにおいて、試合で力を発揮できるように調整しています。
特にメンタル面は、信頼がものを言います。
この信頼・・・
20年指導してきて、心の中の本音で指導できたのは、全国大会レベルの子だけです。あとは調整してあげながら、合わせながらス良くしていきました。
僕はあるレールに載せて、指導するタイプではありません。
一人一人のレールを作り、走らせるタイプです。
だから、結構エネルギーを使います。
そこには、生徒もやる気にならないと進みません。
簡単に言うと、一緒にレールを作り、目標・目的を作り、その課程を作ります。一緒に考え、一緒に作っていかないと、次の指導者で伸び悩みます。自分で考える力がないと、試合で勝てません。
僕の指導はあくまでも試合で勝たせることです。
しかし、どの試合で勝たせるかを明確にしているので、負け試合もあります。調整試合もあります。
そういった試合を経て、最終的に勝たなくてはならない試合に勝てばいいのかなと思います。
あせらない、あせらない。
田中 信雄