田中バドミントンクラブ広島

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バドミントン・・・ミスショット

ミスショット・・・

1、自分がミスしている
2、相手にミスさせられている

選手に聞くと、ミスばかりした。調子が悪かった。アウトばかりだった。
など、試合に負けたときによく聞く言葉です。
しかし、もしもミスさせられたとしたらどうでしょう。

プレッシャー、雰囲気、空気、応援、学校、クラブの知名度など、ミスをさせられる環境は多くあります。

そこに気付き、選手も指導者も考えていないと、勝てる試合で負けてしまいます。本来の実力は勝っているかもしれません。しかし、そういう環境の中で力を発揮するためには、やはり場慣れと、自信が必要になります。
己を知ることが大切になります。

例えば、
ハイクリアーがアウトになる。しかしコントロールできない。
ロングサービスがアウトになる。しかしコントロールできない。

試合球は飛びます。
広い体育館では感覚がつかめません。
天井で風が流れています。

そういった中で、コントロールできないのは当たり前です。

僕がの大会などでサイドコーチに入るとき、一番最初に行うことは、基礎打ちの時間、どちらのコートでもシャトルを打ち、天井の風の流れを確かめます。
そして、選手にアドバイスします。
もちろん、大会前の練習から、準備はしておきます。

いつも通り打つとアウトになることが分かっていれば、少し弱めで打たせます。それが分かっていなければ、ロビングやハイクリアー、ドライブなどがアウトになります。

これもいつも通りいいショットを打っているのにアウトになっている。
環境にアウトにさせられています。

もしかしたらその日は調子が良すぎたのかもしれません。
こう考えると、練習では、良いノックばかりではなく、悪いノックから良いショットを返すことも必要になります。

初めから悪いノックでは上手くなりませんが、上手くなった次は、5回に1回、10回に1回くらいは悪いノックを混ぜるのも効果的です。

悪い環境でもいいショットが打てることも試合で勝つためには必要です。

田中 信雄