11月末から指導している高校生に、小学生教室の前半の指導を任せてみました。
今回の練習目的は、普段教えていることを実際に理解しているかを試してみました。
実際、本人たちは形になり、出来るようになっていますが、試合などの本番では、気持ちも緊張し、以前の癖が抜けないケースもあります。
これは、本当には身についておらず、気になっていることでした。
本当の意味で正確に身に着けるには、人に教えること、説明しながら見せられることです。
これができてこそ、本当に試合の大事な所でもミスせず使えます。
今回教えている高校生は、高校からクラブにはいっています。
バドミントン経験が少ないという欠点がもろに試合で出てしまいます。
運動能力、運動神経、バドミントンに対する想いは、高いものを持っています。しかし、試合で確実な勝つには、もっとバドミントンを知らないといけないですし、そもそものベースを上げないといけません。
実際、指導していて、2か月で上達率は今まで教えてきた中でもトップクラスです。しかし、高校生、1年生はまだ時間とチャンスありますが、2年生は後3か月で試合で勝てる確実な実力が必要になります。
地区大会で勝ったことがない選手、これを4月の地区大会で3つ勝たせて6月の県大会に出場させること、そして6月の県団体戦で一つでも勝って、試合をさせることです。
バドミントン人生は、一生チャンスがあります。
しかし、小学生、中学生、高校生、大学生などそのカテゴリーでの試合は、その場でしかチャンスがありません。
その一つ一つのチャンスに選手は真剣にバドミントンに取り組んでいます。
ジュニア指導では、全国大会で勝たせることだけに時間を注いだ時期もありました。
・スポーツは楽しむもの
・好きこそものの上手なれ
・一つのボールと二つのゴールと仲間がいればサッカーは楽しめる
・ラケットとシャトルと仲間がいればバドミントンはできる
・一人じゃスポーツは楽しめない
・人に感謝、自分に感謝、スポーツで一緒に笑顔になろう、なれる
・生涯スポーツを楽しもう
いろいろ言葉はありますが、
バドミントンを教えている身ながら、スポーツの中でバドミントンは本当に難しいと思います。
オールラウンドプレーヤー
すべてのプレーが出来なければ勝てません。
それでもバドミントンを指導しているのは、バドミントンが大好きだからです。
今回の生徒たちも、本当にバドミントンが大好きです。
その気持ちと結果がマッチするように、願っています。
田中信雄